ネガティブな感情、どうしてますか

不安
心配
悲しみ
寂しさ
いらだち
怒り
嫉妬
憎しみ
無力感
孤独感など
いわゆるネガティブな感情といわれるものは
関わり方が難しいので
なるべく避けようとするのが
自然な心の働きです。

私たちは
毎日まいにちを生きていくために
なかなかそういった感情に向かい合っている余裕がありません。

そして
避けようとするあまり
いつまでたっても
その感情がそのままになってしまうことは
だれでもあることです。

そんな感情と
どう関わっていったらいいか
(というか、ほとんどのひとが、どうしたら「なくなるのか」と切望しています)
どうしていいのかわからなくても
しょうがないのです。

だから
セラピーやカウンセリングなどの
心理療法があります。

受けると
楽になるんですよ。

楽になるために
セラピーやカウンセリングがあるんですよ。

もっともっと
セラピーやカウンセリングを受けることが
あたりまえになるといいなあと思います。

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セラピーやカウンセリングを受ける人は弱いのか

けっこうたくさんのひとが

セラピーやカウンセリングを受けるひとは
「弱くて、なさけなくて、問題があるひと」
だと誤解しています。

なので
私のところに
セラピーやカウンセリングを受けに来るひとが
「こんなところに自分が来るなんて」とか
「こんなものを受けなくてはいけない日が来るなんて」
と言うのを聞くこともけっこうあります。

でも私は
そうやってセラピーやカウンセリングを受けに来る人は
とても勇敢な人だと思っています。

自分だけではどうしようもないという
自分の限界をわかって
他のひと(特に私のような専門家)に
助けを求めることができたことが
まず「偉い!」と思います。

そして
セラピーやカウンセリングは
自分に向かい合っていく作業なので
それをやろうとし始めたことも
「偉い!」と思います。

なので
私はいつも
心から患者さんやクライアントさんのことを
「偉い!」と思っています。

そして
患者さん、クライアントさんたちが
ときにくじけそうになりながらも
じっくり時間をかけて変わっていくのを見ると
さらにまた
「偉い!すごい!」と思うのです。

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限界を知っているから助けを求める

今まで
たくさんのひとと
大人ってなんだろう?
子供とどこが違うのだろう?
と話してきました。

大人であることの大事な要素のひとつに
「自分の限界を知っていること」
があると思います。

それには
まず
「限界はあってもいい」
「限界があっても当たり前」
という認識がとても大事だと思います。

限界を受け入れると
「だれかに助けを求めること」
ができるので
変わっていく一歩を踏み出していけます。

子どもは
自分ひとりで抱え込もうとします。

これは
じっさいの子どももそうですし
インナーチャイルドもその傾向を持っています。

だから
子どもには大人が必要なのです。

大人が見ていてあげること
大人が気がついてあげること
そして
大人がその子に対して必要なサポートをすること。

そうすることで
子どもは安心できます。

その安心感を力に
世界に向かっていくことでできます。

インナーチャイルドも同じです。

ひとりで抱えこむ傾向を持つインナーチャイルドは
大人の自分に気がついてもらうこと
必要なサポートを受けることで
安心していきます。

それは
そのひと自身の安心になり
より安心して
だれかに助けを求められるようになったりします。

そして
助けを求めることで
もっと安心になっていけるのです。

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