前世療法とインナーチャイルドワークは、ひとのとてもナイーブで傷つきやすい部分に寄り添っていくセラピーなので、セラピスト自身が自分のことにしっかり向き合い、整理されていなければなりません。
また他のセラピーと異なり、クライアント自身の気づきや自分を癒す力を手助けするのがセラピストの役割になります。

そのために、セラピストは自分の意図でセラピーの向かう方向を変更したり、決定したり、またクライアントの気づきを妨害したり、操作したりすることがないように注意を払う必要があります。

しかし、セラピストになりたい人は「他者を自分が助けたい」と思っている人が多く、セラピーのプロセスに必要以上の介入をしがちです。しかしその行動は、かえってクライアント自身の気づきや癒しの妨げになることもあります。
それを避けるためにはセラピスト自身が、自分の中にある「自分が誰かに何かをしたい」という部分を見つめる必要があります。

基礎コースは、そんなセラピストに生じがちな部分に焦点を当て、自分自身に向かい合い気がつき知っていくこと、そして自らこのセラピーによって解放されていくことを目的としています。
それは、その先のプロフェッショナルコースで学ぶセラピストとしての理論、知識、技術を学ぶ基礎、また他の誰かに向かい合い寄り添う基礎となっていきます。

コース内では、セラピストの必須条件となる守秘義務が守られるので、すべての受講生が安心して自分自身に向かい合い、開示することができます。
また受講生たちはお互いに自分自身への真伨な向かい合いを支え合うことで、一生支え合っていけるような関係性を築いていけます。

このコースを修了することで、プロフェッショナルなセラピストとして前世療法ならびにインナーチャイルドワークを安全かつ効果的に提供できるようになります。