自由って何でしょうね?

先日セラピーは自由であること

クライアントも
セラピストも自由であること、と書きました。

 

でも
「自由」ってなんでしょうね。

 

自由と聞くと
「わがまま」とどう違うんですか、
そんなに好き勝手やってはいけないんじゃないですか、
だってほかの人の迷惑になったりするじゃないですか、
と言うひともいます。

 

私は自由であることは
余裕があることだと思っています。

 

自分に余裕があること
心に余裕があること

ゆとりと言ってもいいかもしれませんね。

 

余裕があると
「自分勝手」にはなりません。
余裕があるので
自分のことだけじゃなくて
周りに気を配ることもできます。

 

余裕があると
「自分が」「私は」と自分のことだけに
固執しません。
ほかの人のことも受け入れられます。
そして
ほかの人と自分との違いを受け入れやすくなります。

 

余裕がある状態、
これはどんな人でも作ることができます。

 

反対に余裕がない状態、
何かに固執したり
周りが見えなくなる状態にも
どんな人だってなり得ます。

 

インナーチャイルドワークの考え方からすると
余裕がある状態は
「大人」である自分です。
余裕がない状態は
「子供」の自分です。

 

大人であればどのひとも心の中に
「大人」と「子供」を持っています。

 

「大人」の自分であるとき
誰もが「自由」と余裕を感じることができます。

「子供」の自分が出ちゃうとき
誰もが何かに固執し
周りが見えなくなり「自分のことだけ」になります。

 

このセラピーの中では
そんな「大人の自分」を取り戻していくことが目的です。
そして
「自由」になっていくことが目的です。

 

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私のインナーチャイルド「ちゃんとやらなきゃ」

かつて私の中には
「自分ひとりでちゃんとやらなきゃ」
というインナーチャイルドがいました。

これは
「二人の弟を持つしっかりしたお姉ちゃん」を
ずっと引きずっている小さな自分でした。

「お姉ちゃんだからしっかりしなきゃ!」
「お姉ちゃんだからひとりでやれなきゃ!」
「お姉ちゃんだからちゃんとしなきゃ!」

大人になってからも
そんなふうに「お姉ちゃん」を引きずっていたので

「しっかりしているのが当たり前」
「ひとりでやれるのが当たり前」
「ちゃんとしているのが当たり前」
とまるで呪いのように心に深く刻まれたままだったのです。

それは「当たり前」だったので
そんなものがあるなんて気づきもせず

苦しいと感じたとしても
苦しいなんて感じないように
「もっとしっかりすれば大丈夫」と
どんどんその呪いを強化していきました。

いま振り返っても
小さい子供が強がっていただけだったと切なくなります。

インナーチャイルドワークで
そんな子供の自分に気がついて
大人のいまの自分が受け止めてあげたとき

それまで無意識に感じていた緊張感が
がらがらと崩れていって

「しっかりしてなくても大丈夫」
「ひとりでやれなくても大丈夫」
「ちゃんとしてなくても大丈夫」
と、やっと子供の自分が
子供らしさを取り戻せたのがわかりました。

あなたの中にも
そんなインナーチャイルドいませんか。

「そんなのいないもん!」って
もう強がらなくてもいいんですよ。

大人の自分で受け止めてあげて
ほんとうの強さを取り戻しましょ。

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限界を知っているから助けを求める

今まで
たくさんのひとと
大人ってなんだろう?
子供とどこが違うのだろう?
と話してきました。

大人であることの大事な要素のひとつに
「自分の限界を知っていること」
があると思います。

それには
まず
「限界はあってもいい」
「限界があっても当たり前」
という認識がとても大事だと思います。

限界を受け入れると
「だれかに助けを求めること」
ができるので
変わっていく一歩を踏み出していけます。

子どもは
自分ひとりで抱え込もうとします。

これは
じっさいの子どももそうですし
インナーチャイルドもその傾向を持っています。

だから
子どもには大人が必要なのです。

大人が見ていてあげること
大人が気がついてあげること
そして
大人がその子に対して必要なサポートをすること。

そうすることで
子どもは安心できます。

その安心感を力に
世界に向かっていくことでできます。

インナーチャイルドも同じです。

ひとりで抱えこむ傾向を持つインナーチャイルドは
大人の自分に気がついてもらうこと
必要なサポートを受けることで
安心していきます。

それは
そのひと自身の安心になり
より安心して
だれかに助けを求められるようになったりします。

そして
助けを求めることで
もっと安心になっていけるのです。

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