ネガティブな感情、どうしてますか

不安
心配
悲しみ
寂しさ
いらだち
怒り
嫉妬
憎しみ
無力感
孤独感など
いわゆるネガティブな感情といわれるものは
関わり方が難しいので
なるべく避けようとするのが
自然な心の働きです。

私たちは
毎日まいにちを生きていくために
なかなかそういった感情に向かい合っている余裕がありません。

そして
避けようとするあまり
いつまでたっても
その感情がそのままになってしまうことは
だれでもあることです。

そんな感情と
どう関わっていったらいいか
(というか、ほとんどのひとが、どうしたら「なくなるのか」と切望しています)
どうしていいのかわからなくても
しょうがないのです。

だから
セラピーやカウンセリングなどの
心理療法があります。

受けると
楽になるんですよ。

楽になるために
セラピーやカウンセリングがあるんですよ。

もっともっと
セラピーやカウンセリングを受けることが
あたりまえになるといいなあと思います。

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私のインナーチャイルド「ちゃんとやらなきゃ」

かつて私の中には
「自分ひとりでちゃんとやらなきゃ」
というインナーチャイルドがいました。

これは
「二人の弟を持つしっかりしたお姉ちゃん」を
ずっと引きずっている小さな自分でした。

「お姉ちゃんだからしっかりしなきゃ!」
「お姉ちゃんだからひとりでやれなきゃ!」
「お姉ちゃんだからちゃんとしなきゃ!」

大人になってからも
そんなふうに「お姉ちゃん」を引きずっていたので

「しっかりしているのが当たり前」
「ひとりでやれるのが当たり前」
「ちゃんとしているのが当たり前」
とまるで呪いのように心に深く刻まれたままだったのです。

それは「当たり前」だったので
そんなものがあるなんて気づきもせず

苦しいと感じたとしても
苦しいなんて感じないように
「もっとしっかりすれば大丈夫」と
どんどんその呪いを強化していきました。

いま振り返っても
小さい子供が強がっていただけだったと切なくなります。

インナーチャイルドワークで
そんな子供の自分に気がついて
大人のいまの自分が受け止めてあげたとき

それまで無意識に感じていた緊張感が
がらがらと崩れていって

「しっかりしてなくても大丈夫」
「ひとりでやれなくても大丈夫」
「ちゃんとしてなくても大丈夫」
と、やっと子供の自分が
子供らしさを取り戻せたのがわかりました。

あなたの中にも
そんなインナーチャイルドいませんか。

「そんなのいないもん!」って
もう強がらなくてもいいんですよ。

大人の自分で受け止めてあげて
ほんとうの強さを取り戻しましょ。

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セラピーやカウンセリングを受ける人は弱いのか

けっこうたくさんのひとが

セラピーやカウンセリングを受けるひとは
「弱くて、なさけなくて、問題があるひと」
だと誤解しています。

なので
私のところに
セラピーやカウンセリングを受けに来るひとが
「こんなところに自分が来るなんて」とか
「こんなものを受けなくてはいけない日が来るなんて」
と言うのを聞くこともけっこうあります。

でも私は
そうやってセラピーやカウンセリングを受けに来る人は
とても勇敢な人だと思っています。

自分だけではどうしようもないという
自分の限界をわかって
他のひと(特に私のような専門家)に
助けを求めることができたことが
まず「偉い!」と思います。

そして
セラピーやカウンセリングは
自分に向かい合っていく作業なので
それをやろうとし始めたことも
「偉い!」と思います。

なので
私はいつも
心から患者さんやクライアントさんのことを
「偉い!」と思っています。

そして
患者さん、クライアントさんたちが
ときにくじけそうになりながらも
じっくり時間をかけて変わっていくのを見ると
さらにまた
「偉い!すごい!」と思うのです。

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