大人と子供の違い(その2)

私はいままで
たくさんのひとのインナーチャイルドに寄り添ってきました。

その中で
インナーチャイルドという「子供の自分」を見つけるのも大事だけど
「大人の自分」を見つけていくことの重要さを感じてきました。

そんな中で
大人ってなに?
子供とどう違うのか?
をたくさんの人から教えてもらいました。

まず
子供は「今すぐ」が大事です。
「今すぐ」やりたい!
「今すぐ」ほしい!
「今すぐ」なんとかしたい!
「今すぐ」結果を出したい!
「今すぐ」変わりたい!

子供はたしかに今を生きてますからね。
今がすべてなので
すべてが「今すぐ」なのです。

でも大人は
「今すぐ」できることもあればできないこともある
「今すぐ」結果が出ることもあれば出ないこともある
ということを知っていて
時間をかける価値をわかっていたりします。

どのひとも
この人生あっという間に
この年齢になったわけではありません。
時間をかけて
日々を積み重ねながら
ここまでやってきたはずです。

こうしてここまでやってきた自分を
自分で認められるのが
「大人の自分」です。

そう私は
今まで関わってきたたくさんのひとたちから教えてもらいました。

だからこれからも
時間をかけていい
どちらかというと
時間をかけた方がいい
と「大人の自分」を取り戻していくと
人生はより豊かなものに感じられるのだな、
これもそんなたくさんのひとたちから教えてもらったことです。

セラピストという仕事は
本当にありがたいことに
こうしてたくさんのひとが
いろいろなことを教えてくれます。

本当にありがたい仕事だと思っています。

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大人と子供の違い(その1)

心の中にいる子供の自分が
「インナーチャイルド」です。

でも私たちは大人です。

だから
心の中にはちゃんと
「大人の自分」もいるのです。

どんなひとにもかならず
「大人の自分」がいます。

ただ「子供の自分」が出てくると
「大人の自分」を見失ってしまうので
なかなか「大人の自分」もいることに気付きにくいひとも
たくさんいます。

でもどのひとも
この人生を
ここまで
この年齢まで
生きてきた
生き続けてきました。

じつは
それこそが
「大人の自分」なのです。

何かが立派にできることが
大人ではありません。

何かがひとよりも優れていることが
大人でもありません。

他のひとと同じようにできるのが
大人ではありません。

ひとりでなんでもできるのが
大人でもありません。

それはぜんぶ
子供が思っている大人です。

大人ってなんでしょうね。

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インナーチャイルドワークについて

「インナーチャイルド」は
その名のとおり「内なる子供」という意味です。

私たちの心の中にいる
いまも子供のままの自分です。

その子供の自分は
いまもあのときのまま
泣いていたり
怒っていたり
拗ねていたり
「いい子でいなければ」とがんばっていたり
「こうしなければ見捨てられてしまう」とおびえていたりします。

私たちは今はもう大人ですが
心の中にそんな子供の自分がいるのです。

そんな子供の自分は
ときどきヒョコッと存在を現します。

子供の自分が反応するときは
そのひと自身がいちばんよく知っています。

子供のときと同じように
泣けてきたり
怒れてしまったり
拗ねてしまったり
「いい子でいなければ」
「こうしなければ見捨てられてしまう」
という思いにつき動かされてしまったりします。

ふだんは
みなさん大人として
冷静にものごとに向かえたり
客観的に考えられたりできるのに

いちどインナーチャイルドという子供の自分が反応してしまうと
いきなり子供に戻ってしまう!

そして大変なことに
「それをどうしていいのかわからない!」
となってしまいます。

どんなひとも
インナーチャイルドを抱えています。

そんなインナーチャイルドに向かい合っていくのが
「インナーチャイルドワーク」です。

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