私のインナーチャイルド「ちゃんとやらなきゃ」

かつて私の中には
「自分ひとりでちゃんとやらなきゃ」
というインナーチャイルドがいました。

これは
「二人の弟を持つしっかりしたお姉ちゃん」を
ずっと引きずっている小さな自分でした。

「お姉ちゃんだからしっかりしなきゃ!」
「お姉ちゃんだからひとりでやれなきゃ!」
「お姉ちゃんだからちゃんとしなきゃ!」

大人になってからも
そんなふうに「お姉ちゃん」を引きずっていたので

「しっかりしているのが当たり前」
「ひとりでやれるのが当たり前」
「ちゃんとしているのが当たり前」
とまるで呪いのように心に深く刻まれたままだったのです。

それは「当たり前」だったので
そんなものがあるなんて気づきもせず

苦しいと感じたとしても
苦しいなんて感じないように
「もっとしっかりすれば大丈夫」と
どんどんその呪いを強化していきました。

いま振り返っても
小さい子供が強がっていただけだったと切なくなります。

インナーチャイルドワークで
そんな子供の自分に気がついて
大人のいまの自分が受け止めてあげたとき

それまで無意識に感じていた緊張感が
がらがらと崩れていって

「しっかりしてなくても大丈夫」
「ひとりでやれなくても大丈夫」
「ちゃんとしてなくても大丈夫」
と、やっと子供の自分が
子供らしさを取り戻せたのがわかりました。

あなたの中にも
そんなインナーチャイルドいませんか。

「そんなのいないもん!」って
もう強がらなくてもいいんですよ。

大人の自分で受け止めてあげて
ほんとうの強さを取り戻しましょ。

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やっと今だから流せる涙

前世療法や
インナーチャイルドワークのセッションでは

ほとんどのひとが
涙を流します。

ときには
大号泣されます。

なぜなら
前世や子どもの時に
感じきれなかった未消化な感情を
いまの自分が受け止めることで
やっと解放できるからです。

このプロセスの中で
いちばん重要なことは
「いまの自分が受け止める」ということです。

いまの自分は
あのときの自分とは違います。

まず
あのときの自分は
さまざまなできごとを体験している
真っ只中にいたため
安心して自分の感情を感じることは難しかったのです。

前世では
あの時代、あの環境、あの国、あの状況、あの立場、あの関係性の真っ只中で
生きていくことに必死だったり
感情を受け止めることなく人生を終えてしまったりしていて
転生を繰り返しても
今もなお
そのひとの心の深いところに
そのときの感情が残っているのです。

子供の頃
あのときの子供の自分では
その感情がなにか把握しきれていなかったかもしれません。
また
その状況で生き延びていくことに必死で
感情を感じきれなかったかもしれません。
そして今もなお
そのひとの心の深いところに
そのときの感情が残ったままになっているのです。

でも
今の自分は
もうあのときの感情を受け止めるだけの
力を持っているのです。

今の時代なら大丈夫です。

今は大人なので大丈夫です。

ときには勇気が必要な場合もあります。

でももう
今の自分で
あのときの感情を受け止めてあげて
あのときのことを
過去という引き出しに大切にしまいませんか。

そうすることは
今の自分には
もうそれができる力があることの
確認になります。

その力は
あなたのものなのです。

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