セラピーを断ること
「セラピーを断ること」
これも大事なことです。
セラピストは
自分が提供しているセラピーのことをわかっているのが
当たり前です。
クライアントさんたちは
それを求めてやってきますからね。
だからこそ
そのクライアントさんに
セラピーの中で
何ができて
何ができないのか
クライアントさんが求めることに
何が応えられるのか
応えられないのか
セラピストが提示することも
セラピーの一環です。
クライアントの求めに
すべて応えるのが
セラピーではありません。
どんなセラピーも
万能ではないので
限界はあります。
どんなものでも
限界はあって当たり前です。
それは
どんな人にも
限界があるのと同じです。
限界がわかっていることは
反対に可能なことがなんであるのかがわかっていることにもなります。
プロだから
プロのセラピストになったから
求められることに
求めてくる人に
なんでも応えられると思うのは
とても危険なことです。
とくに
前世療法やインナーチャイルドワークといった
トラウマなどのひとのナイーブな部分に触れていく時には
この限界をわきまえていないと
セラピーを安全に提供できないことになりかねません。
だから
セラピーを断ることも
セラピーの大事な一環になります。
それは
セラピストとしての
とても重要な仕事のひとつになります。
でも
断るのって
難しいことです。
セラピストになるひとは
「助けたい」「応えたい」と思うあまりに
断るのが苦手だったりします。
この養成コースの学びの中では
自分の限界を知ること
受け入れること
そして
「断っても大丈夫」という自分を育てていきます。
そうすることで
セラピストになってクライアントさんが来たとき
自信を持って
セラピーを提供できるようになってもらいたいと思っています。