かならず窓は開いている

部屋に迷い込んだ虫
ハチや蝶々やトンボが
出たいけど出れない
どこから出られるのかわからない
ウロウロバタバタもがいた後
ふっと開いてる窓を見つけ
広い外へ向かって飛んでいくのを見ると
いつも

悩んで苦しくて
どうしていいかわからなくて
あきらめそうになったりした後
ふっと
そういうことかと気づき
変わっていくひとたちを思う。

どこかの窓は開いてる。
かならず開いてる窓はある。

止まっていると
見つからないんだよね。

もがいて
迷って
探そうとすれば
見つかるんだよね。

今日も何匹も
迷い込んでは
出て行った。

うちは
たいてい窓は開けっ放しだからね。
入ってくるし
出て行く。

ひとの心の窓も
きっと開けっ放しなんだと思う。
出て行こうとしたら
いつでも出て行ける。

出て行く?

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「私は、私。あなたは、あなた」

「私は私のために生きる。
あなたはあなたのために生きる。

私はなにも
あなたの期待に応えるために
この世に生きているわけじゃない。

そしてあなたも
私の期待に応えるために
この世にいるわけじゃない。

私は私。

あなたはあなた。

でも
偶然が私たちを出会わせるなら
それは素敵なことだ。

たとえ出会えなくても
それもまた同じように素晴らしいことだ。」

by Frederick Perls

 

期待と希望は違います。

期待は
「期待はずれ」という言葉があるように
こうあってほしいという気持ちが
こうでなければならないという執着になりやすく
捉われや苦しみになる可能性が高いものです。

希望は
純粋に
こうあってほしいという気持ちを
ただ持っていることです。

期待は
相手に向けるものであり
時にはぶつけてしまうものです。

希望は
ただ自分の中に抱いているだけです。

抱いているだけで
じゅうぶんなものです。

その違いがわかると
ひととの関係がとても楽になります。

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自分で自分を癒すのです

インナーチャイルドワークの中では
クライアント自身が
心の中の子供の自分を見つけ
そのひとの中の大人の自分が
その子供の自分を癒していきます。

それは
どのひとにとっても
自分で自分のことを癒すことができるという経験になり
それができる力と可能性を
自分が持っているという確認になります。

それを知っていくことは
そのひと自身にとって
これからの人生を
自分の力で生きていけるという希望につながったり
このままの自分でいいんだという自己肯定感になっていったりします。

そんなひとが変わっていく姿に
いつも私は感動で胸いっぱいになります。

ひとって
やっぱりすごいなと感じ
私もまた自分に向き合おうと思うのです。

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