今、ここにいる自分に意識の照準を合わせる
前世療法やインナーチャイルドワーク
これらのセラピーのいちばんの目的は
「今、ここにいる自分」に意識の照準を合わせることです。
「今の私」は
今までの「私」が経験したことからの影響を受けています。
なのでつい、今までのこと、いわゆる過去を引きずってしまっています。
過去を今の自分に活かす経験値としていればいいのですが、
なかなかそうはいかず
今の自分は過去に引っ張られたり、振り回されてしまっています。
しかもそれは無意識でやっているので気づいていない場合も多いのです。
過去は過去。
今ではありません。
また、未来はまだ起こっていないので
今ではありません。
でも未来のことも、つい過去を引きずりながら捉えてしまうと
自由に可能性を広げることを止めてしまいます。
前世も子供時代も
過去です。
その過去を「過去と捉え直すこと」で
過去と今の区別ができます。
そうすることで今に意識を向けることができます。
また過去の経験は、多くが他のひととの関わりにつながっています。
その時にどう他のひとと関わったのか、それを今も引きずっていたりします。
その影響で、他のひとのことが気になってしまう、ということが起こります。
そこで
その時、誰れとどんな関わりの中でそうなってしまったのかを知っていきます。
たいてい罪悪感や非難されるんじゃないかという恐れや不安が伴っていたりします。
その罪悪感や恐れや不安を理解することで
その時から引きずってきたひととの関わりのパターンから解放されます。
そうなったときに
他のひとではなく、自分に意識を向けることができます。
「今、ここにいる自分に意識の照準を合わせること」
それが前世療法やインナーチャイルドワークの目的です。
それは今
どんどん変化していく世界の中で
とても大事なことじゃないでしょうか。