かならず窓は開いている

部屋に迷い込んだ虫
ハチや蝶々やトンボが
出たいけど出れない
どこから出られるのかわからない
ウロウロバタバタもがいた後
ふっと開いてる窓を見つけ
広い外へ向かって飛んでいくのを見ると
いつも

悩んで苦しくて
どうしていいかわからなくて
あきらめそうになったりした後
ふっと
そういうことかと気づき
変わっていくひとたちを思う。

どこかの窓は開いてる。
かならず開いてる窓はある。

止まっていると
見つからないんだよね。

もがいて
迷って
探そうとすれば
見つかるんだよね。

今日も何匹も
迷い込んでは
出て行った。

うちは
たいてい窓は開けっ放しだからね。
入ってくるし
出て行く。

ひとの心の窓も
きっと開けっ放しなんだと思う。
出て行こうとしたら
いつでも出て行ける。

出て行く?

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「本当の気持ち」について(その2)     〜「わがまま」と「そのまま」の違いって何でしょうね?

こんな気持ちがある自分を認める。

 

そんな自分を認められない自分も認める。
そうやって
どこからでもいいので
自分を認めることで
自分に対して
ちょっとゆるくなってきたりします。

 

これは
心の中の小さな子供、インナーチャイルドを認めることにつながっていきます。

子供の頃
そうやって
どんな自分でも認めてもらいたかったんじゃないかなあ。

 

でも
そんなこと認めたら
やりたい放題になって
むちゃくちゃになっちゃうんじゃないか、
どんどんわがままになっちゃうんじゃないか、
と心配が出てきたりしますよね。

そんな声もよく聞きます。

 

「わがまま」って何でしょうね。

 

「わがまま」と「そのまま」の違いって知ってますか。

 

「わがまま」って
前提として必ず「抑圧」があります。

「抑圧」って押さえ込んでいることです。

気持ちを押さえ込んでいる
思いを押さえ込んでいる
存在を押さえ込んでいる

押さえ込んでいるものはいろいろだけど
いちばん押さえ込んでいるのは
気持ちだったりします。

 

気持ちって
バネに似ているんですよね。

バネって
抑えれば抑えるほど
ビヨーンって飛びます。

気持ちも同じで
抑えれば抑えるほど
ビヨーンどころか
バーーーーーーーンって飛び出る。

しかも
ある時突然に!

爆発するって感じです。

それが「わがまま」です。

余裕がないし
不安定なので
周りのことを考えることもできない。

自分のことで必死で
とても衝動的です。

 

でも「そのまま」は違います。

まず前提として「抑圧」がない。

そのままですからね。

圧がないんです。

だから余裕もあるし
安定している。

余裕があるから周りのことも気にすることができます。

けっして今すぐどうこうしなきゃ、とはならない。
またにしてみよう、
時間をかけてみようと思えたりします。

 

インナーチャイルドワークの考え方からすると
インナーチャイルドは「わがまま」だし
大人の自分は「そのまま」です。

インナーチャイルドは
「そのまま」を抑圧されてきた経験があるから
「わがまま」なんです。

だから
大人の自分で
そんな「わがまま」も「そのまま」として認めてあげるのが
インナーチャイルドワークなんですね。

 

そうすると
そこにはもう「抑圧」がないので
インナーチャイルドは安心します。
ホッとするのです。

 

そうしたらもう
衝動的に感情を爆発させることもないし
恐れてたむちゃくちゃな状態になんてなりません。

 

そうすることで
どんな感情もしっかり受け止められる
大人としての自分を感じることができます。

 

インナーチャイルドワークは
そんな「大人の自分」を自分の中に
しっかり存在させていくことなんですよ。

 

今の状況の中
「大人の自分」を自分の中に感じているのは
とても大事だと思います。

例えば
たくさんの情報が飛び交う中
「大人の自分」で何を選択するのか、
行動などが制限される中
「大人の自分」は自分の行動にどう責任を負おうとするのか、

そうすることで
「大人の自分」は自分の中に
より確かなものとして感じられるようになります。

 

そうやって
それぞれの人がやれるところから
この状況に向かい合うことは
少しでも早い収束につながると
私は思うのです。

 

ウイルスより怖いのは
ひとの心、
特に不安や恐怖心じゃないでしょうか。

 

あなたの中の「大人の自分」を見つけるためにも
どこからでもいいから
自分を認めることをしませんか。

どんな気持ちがあっても
それが自分です。

そんな気持ちを持っている自分を認められなかったら

「認められない自分」を認めてあげてください。

 

「大人の自分」でいることは
必ずホッとできますよ。
落ち着きますよ。

 

だって
私たち
大人ですからね。

そのままです。

 

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「本当の気持ち」について(その1)     〜「わがまま」と「そのまま」の違いって何でしょうね?

今のようないつもと違う状況の時
今まで当たり前だったものが当たり前でなくなった時

今まで感じなかったような気持ちを感じることがあります。

それが自分にとって
受け入れられる気持ちならいいのですが
受け入れ難い気持ちが出てくると
とても戸惑います。

まず知っておいてください。

こんな状況の中
受け入れ難い気持ちが出てきても
当たり前です。

そして
その気持ちに戸惑うのも
当たり前です。

そんな気持ちに気がついたら
やれそうならやってみてもらいたいことがあります。
やれそうなら、で構いません。
なかなか難しいことなので。

 

まずは
そんな気持ちがあるのことを
認めるのです。

そんな気持ちを持っている自分を認める、
と言った方がしっくりくるひともいるかもしれません。

 

そんなことを提案すると
いや〜!無理無理!
いかんでしょ!こんな気持ちがあるなんて。

こんな気持ちがあるなんて恥ずかしい!
こんな自分はなんてダメなんだ!
認めるなんてとんでもない!
そう返ってきます。

そうそう、それでいいんですよ〜。

今まで認められなかったから
ずっと心の奥底にしまってきたはずなので

今ここで認めろと言われても
そりゃ無理です。

 

だからね、
まずは認められない自分を認めるんです。
認められなくてしょうがない。
認められないよね。
無理だよね、ってね。

 

そうすると
そんなんでいいんですか?って
よく聞かれます。

いいんですよ〜。

何でも変わっていくには
ガチガチに固まった状態からは変わらない、
ゆるみがあるところから変わっていきます。

 

自由度が高い方が変化しやすいですよね。

 

心も同じなんですよね。

「これはダメ」
「こうじゃなくちゃ」
「こうあるべき」と
ガチガチに固まっているところからは
あまり変わらない。
どこからゆるめるかが大事になってきます。

だから
こんな自分を認めることで
こんな気持ちがあるってことで
ちょっとゆるくなってきたりするんですね。

 

これは
心の中の小さな子供、インナーチャイルドを認めることにつながっていきます。

 

子供の頃
そうやって
どんな自分でも認めてもらいたかったんじゃないかなあ。

 

でも
そんなこと認めるなんて
わがままになってしまいませんか?
って、よく聞かれます。

 

「わがまま」って何か知ってますか。

 

(つづく)

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